ドイツの温泉やサウナでは全裸混浴が常識!

2012/05/24

ドイツ人にとってのサウナは日本人にとっての温泉のようなもの。ドイツのサウナというと、全裸で利用する場所である。水着着用やタオルをまいて利用する人はいない。驚くべきは、男女混浴という点である。サウナは男女混浴全裸というが一般的であり、これはドイツ特有の文化であるといえる。

そもそもドイツにはFreikorperkulture(FKK)が存在し、直訳すると「裸体文化」という意味である。この文化は19世紀終わり頃から始まり、コンセプトは人間の原点の姿で自然に返ること。裸で日光浴や運動をすることが健康に良いとされた。しかしながら厳密に言うと、入浴やサウナはこのFKK文化には含まれないらしい。長年にわたりそういうものだと認識されてきたものと考えた方がいいのかもしれない。
いずれにしても、裸文化に関して寛容であることは間違いない。

このレポートは、特派員やこの話題を取り上げようと決めたプロデューサーが考えているよりもはるかに貴重なレポートです、と語るコメンテーター。
イランでは海水浴場も男女別。イスラム文化から見れば、これは悪魔の仕業だと思うでしょう。
19世紀には日本人の混浴を野蛮だと思ったイギリスやアメリカの生真面目なプロテスタントたちもいました。また、古代ギリシャのオリンピックは裸体で競技していたのです。
戦前の日本人は、ドイツに対するあこがれや崇拝さえありました。旧制高校や大学ではドイツ語を取る若者が多かったのです。
ドイツを崇拝していた大学の先生の中には「ドイツの市電の音は神秘的な音がする」「ドイツのレストランのウエイトレスは、カントの著作の中の哲学用語を使っている」などと言った人もいました。このタネアカシは、どうぞ本編をご覧ください。

もし、当時、この大学の先生がドイツのサウナに入っていたら…?
1930年代の日本はドイツにのめり込み、日独伊三国同盟を作って米英と戦いました。もし、この先生がドイツ人が全裸で男女混浴とわかっていれば、時の政府に対するレクチャーも相当変わっていたでしょう。歴史が大きく変わっていたはずです!

【特派員情報】

ドイツ滞在経験があり、現在はオーストリア・ウィーン在住のドフソタ幸恵さんからのレポートでした。