フランスで立った耳は美意識に反する!

2012/02/09

フランスでは前から見た時にCの字に見えるような突出耳を「ダンボ」や「キャベツの葉」と呼んで嫌います。 当人のコンプレックスはとても強く、美容整形で直すほど。この突出耳が嫌われる理由としては魔女狩りが行われていた中世、耳の形で告発されるようなこともあったからでは?という説もあります。 立った耳は「悪魔の耳」「魔女の耳」といって嫌う習慣があります。

耳の美容整形はもっとも人気のある部類で、歯並びと同じように親が子どもに手術をしてあげるものという意識も根付いています。手術の理由を「実質的な社会的な恥ずかしさ」にすることで社会保険も効きます!

この価値観に、コメンテーターは、フランス生まれの戯曲を例に対抗します。 エドモンド・ロスタン作「シラノ・ド・べルジュラック」。シラノは鼻が大きく見た目は醜かったけれども心は限りなく高貴でした。 鼻のコンプレックスなど気にするな、とフランス人は学んだはずなのに、今度は耳で悩んでいるとは…。

日本では大きな耳を「福耳」といって歓迎します。経営の神様といわれた松下幸之助さんは典型的な福耳の持ち主でした。七福神も大きな耳をしています。東洋の価値観を押し付けても聞く耳を持たないでしょうが、フランス人が大きい耳を不吉とする価値観は狭すぎる気がします。ヴィーナスに代表される太った女性を、かつては美人だとしていたではないですか!?

【特派員情報】

フランス在住 森永かなこさんからの情報でした。