イギリスの小学校では"朝食倶楽部"が大繁盛!

2012/01/12

ロンドンから1時間ほどの都市レディングにある小学校では、父兄の仕事の都合や赤ちゃんのいる家庭など、落ち着いて子どもに朝食を与えられない家庭の児童30人ほどが朝食倶楽部に来ています。朝食代は1ポンド20ペンス(150円ほど)。
朝食倶楽部は、多くの児童が朝食抜きで登校し、空腹が原因で問題を起こしたり、行儀が悪かったり、勉強に身が入らなかったりしたため、2008年にロンドンの低所得者層居住地域の15の小学校で始まったのがきっかけです。
レディングにはほとんどの小学校に朝食倶楽部があり大繁盛!この現象はイギリス全国に広まっています。

Club(倶楽部)というのがいいですね!とコメンテーター。
クラブというのは、気のあった仲間同士が供に楽しむところで、イギリス独自の発想です。漢字で「倶楽部」と当てはめた日本人の知恵もさることながら、その価値観が子どもの世界にも及んでいるのがおもしろいと思います。
イギリスの朝食=「まずい」と、確認もしないで思いこんでいる人が多いようですが、イングリッシュ・ブレックファストといえば、卵料理やサバの燻製キッパーなど魚料理、ハムやソーセージなど、とてもリッチでおいしいのです。
19世紀のロンドンでは、暗い朝、今のように暖房も暖かくなかったわけで、栄養のある朝食が必要でした。

イギリスはいろんな困難に直面すると、まず自分たちで工夫して解決しようとする気風があります。政府や自治体に頼ると、余計な役人を雇うことになり、税金も高くなるからです。
朝食倶楽部も、そんなイギリスの気風から生まれたものと言えるでしょう。日本も参考にしたいところです。

【特派員情報】

イギリス・ケンブリッジ在住 いそのゆきこさんからの情報でした。
 

特派員 いそのゆきこさん 著書:「BBC TALK JAPANESE」
関連サイト: :地球はとっても丸い