シリーズ「世界の泥棒」(17)
車をパンクさせて4組のグループが連携して
~イタリア・ミラノ~

2011/05/06

ある日、ミラノの中心街を友人と車で走っていると、ドアのわきにバイクが寄ってきて何か後部タイヤを指して何か言っています。どうやら「パンクしているよ」と教えてくれているらしい。そこで、我々はそこに車を寄せて一瞬車を降りタイヤを見ると、見事にパンクしていました。タイヤを交換せねばならないので、その間はドアに鍵をかけておこうと助手席に戻ったところ、置いてあった私の鞄が見事になくなっています!そういっている間に、運よく鞄ではなくポケットに入れていた携帯が鳴り始めました。
「あなたの名刺の入ったスケジュール帳やノートがここに散らばっていますよ」

つまり、この連携犯罪はこのように組み立てられていたわけです。
① 第1のグループが、我々が駐車している間にタイヤに穴をあける
 (実際にタイヤにはドライバーで開けられたような穴が3~4つ開いていました)

② 走り始めた私たちに第2のグループがパンクを知らせる。

③ 第2のグループの近くで張っていて車を寄せるのを待っていた第3のグループがバッグなどを盗む。

④ 第4のグループがその中から貴重品や金品をさばき、いらないものは捨てる・・・という次第。

⑤ 伝統的なケチャップすり等に比べるとかなり進化した連係プレー頭脳犯といえます。

パンクさせられた場所
【パンクさせられた場所】


鞄を取られた場所
【鞄を取られた場所】

【特派員情報】

イタリア・ミラノ在住の田中美貴さんの盗難体験でした。

田中美貴さん