サッカー中継がなかったオーストラリア~サッカーアジアカップ~

2011/01/31

激戦の末、日本が勝利した対戦相手・オーストラリアはどんな様子か、スタッフが特派員の柏弘一さんとスカイプで話しました。
テレビ中継はなかったのだそうです。ビックリしました。以下、会話内容です。

スタッフ:「勝ちましたね、日本が、そちらは、どうですか?」
特派員:「街に出てスポーツバーを探しましたが、どこもやっていませんでした。家へ帰ってインターネットで見ました」
スタッフ:「テレビ中継はなかったですか?」
特派員:「やっていませんでした、どこも」
スタッフ:「サッカーって、人気がないのですか?」
特派員:「マイナーですね。ラグビー、クリケットが主流です。そもそも人口が2千万の国ですから、プロスポーツが成り立たないんです。プロのスポーツ選手の最高年俸が1,500万円ですからプロでは生活できないんです。サッカーリーグはありますが、若者が育っていません。高年齢の選手ばかりですから、日本が勝つと思っていました」

以下、特派員からのレポートです。
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こちらの夕方のニュースでアジア杯でのサッカルー(豪州代表チームの名称)の敗退、及び主要選手のコメントを放送してました。とても控えめ、というか地味でしたね。

SBSという半官半民の放送局はオーストラリアサッカーの育成、宣伝に尽力してきた局で、この局はサッカーの放送をいつも特番を組む様に放送していたのですが、今回は試合開始が午前2時という事もあり放送されませんでした。どこの局も24時間放送の局はありません。厳密な意味でテレビ放送は民放でも深夜12時を過ぎるとPay TV presentationといい有料のビデオ広告が朝まで延々と流れるだけです。

《オーストラリアのスポーツ事情について》
最も根強い人気のスポーツはAFL (Australian Football Leagueは世界各国が参加するラグビーとは異なります。 このラグビーもNZのオールブラックス同様に世界の強豪国の一つです)、クリケット、テニス、水泳、ゴルフ、サーフィンでしょうか。
サッカーは後発のスポーツ(あまり脚光をあびなかった)で、確かに今大会でも明け方まで営業していたパブ等のケーブルテレビでの観覧はできました。しかし、正直、オージーは無類の酒好きで、何かの理由をつけてパブで騒ぐのが好きなのです。真剣に自国のサッカーチームを応援しにくる人は圧倒的な少数です。寧ろ、日本人の騒ぎ方が異常に思えて来る次第です。

ただ、オージーは身体能力が優れていて、幼少の頃からラグビー等のクラブ活動が全国的に発達しているのでフィジカルな面では日本人が暫く追いつけないのも事実です。また移民の国でもあり、サッカーの個人技に優れた子供たちも大勢います。しかし、育成機関が乏しく予算がないのです。だから皆、日本やヨーロッパに活躍の場を求めます。日本のjリーグ等は彼らにとって羨望ではないでしょうか。

日本にとってもオーストラリアにとってもアジアカップで戦える事になったのは、どんな理由にせ、切磋琢磨できる良い機会だと思います
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【特派員情報】

柏弘一さんからの情報でした。