プラハの公共交通には切符を買わないでも乗れる?

2010/10/07

去年から仕事でチェコの首都プラハに行く機会がかなり頻繁にあり、よく数えたら年の2ヶ月くらいはプラハで過ごしていることに気づいた。プラハはヨーロッパでも美しい町のひとつに数えられているが、特に夜のプラハ城は圧倒的な迫力で見る者の心を打つ。町はメトロとトラムが整備され、どこへ行くにも公共の交通機関が使えて非常に便利だ。
プラハのトラム
【プラハのトラム】

このメトロとバス、トラムの切符システムに特徴がある。
日本では膨大な数の人が使用するからか、切符は目的地まで買って必ず改札を通らなくてはならない。しかしここでは、切符の購入は自己申告制になっている。
車内に乗客が印字する改札がありますが、印字は自己申告です
【車内に乗客が印字する改札がありますが、印字は自己申告です】

つまり切符を買っても買わなくてもメトロやバスには乗れてしまうのだ。もちろん抜き打ちで切符を持っているかどうかを確認する車掌に声をかけられることがあるが、プラハ生活がまだ短いからか、まだお目にかかったことはない。プラハに長く住む友人に聞いても、見たことがないと言う。 このシステムは東ヨーロッパに共通で、切符を持っているか持っていないか、その申告を個人の意志に任せてしまっているのだ。これはヨーロッパが寛大なのだろうか。それとも複雑な機械を設置する予算もなく、1人1人の切符を計算したり確認したりする技術も後れているからなのだろうか。

これは、「信用乗車方式」という一つの乗車形態であるということをつい最近知った。ヨーロッパは寛大だと思っていたら大間違い。友人の友人でつい最近、この切符の抜き打ち検査にひっかかり、たまたま切符を持っていなかった(自業自得です)ために、理由も聞かれずそのまま警察に連行され、いきなり拘留されてしまったという人の話を聞いた。切符を見せられなかったら罰金は何百ユーロにもなるという。

同じ地球でも所違えば品変わる。ヨーロッパでメトロに乗るときは必ず忘れずに正しい切符を買うようにしたい。言語が分からなかったというのはどうやら言い訳にはならないらしい…。

【特派員情報】

フランス在住 マイアットかおりさんからの情報でした。
 

フランス在住 マイアットかおりさん



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